所得には10種類ありますが、その所得金額をまず求めなければなりません。しかも所得の中には課税方法が3種類あります(分類については下記の表を参照)。原則的には、収入金額から必要経費を差し引いて所得金額を求めます。
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源泉分離課税……銀行の利子、配当金などを受け取るときに所得税を引かれているものをいい、原則的に申告の必要はありません。
総合課税……最も多い課税方式で、この所得を合計してその金額に税率をかけて所得税額を算出します。複数の所得があれば合算し、その合計額を総所得金額といいます。
申告分離課税……申告分離課税は総合課税とは別に、その所得単独で税率をかけて税額を計算します。
損益通算とは、2種類以上の所得がある人で、1つの所得が黒字、他の所得が赤字といった場合に、その所得の黒字と他の所得の赤字とを、一定の順序にしたがって差引計算を行うというものです。損益通算は総合課税の所得と分離課税の所得を合わせて計算します。したがって、損益通算をすることによって黒字の部分と赤字の部分が相殺され、税額を減額することができます。
次に、損益通算のポイントと順序について説明します。
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